社長メッセージ

社長メッセージ

ステークホルダーの皆さまへ

 私たちパルコグループは2020年に向けた長期ビジョン【都市マーケットで活躍する企業集団】を掲げ、「都市の24時間をデザインするパイオニア集団」と「都市の成熟をクリエイトする刺激創造集団」の実現を目指しています。この長期ビジョンの達成に向けた経営方針と事業戦略に基づき、中期経営計画(2014年度-2016年度)を策定し、本年度は中期経営計画の最終年度を迎えます。

 国内の消費環境はグローバル化や都心回帰傾向による都市部人口増、世代構成の変化、ICT技術の高度化による顧客ニーズの多様化など市場構造は大きく変化し、海外でも成熟期を迎える中国市場に加え、ASEAN(アセアン)地域の都市も急成長をしており、新規ビジネスチャンス拡大の機会が到来しています。このような国内外の変化を捉え、事業機会につなげていくために、中期経営計画では既存事業の進化と新規事業の強化による事業ポートフォリオの変革を進めています。

 2015年度は既存事業の進化として、独自の先行的ICT活用によるPARCOの新たな消費体験の提供を目指し、24時間いつでもどこでもお客さまにパルコでの消費体験をしていただけるサービスの強化やPARCOで働くテナントスタッフの皆さまが快適に働くことができる環境整備をおこないました。また、2015年度は福岡PARCO本館の増床や、名古屋PARCO midiを開業し、ファッションだけではなく食や雑貨、デジタルカルチャーなどの新たなライフスタイルの提案をおこないました。

 新規事業の強化としては、都心部一等地という立地の良さを活用する、効率的な運営をおこなうゼロゲート事業が順調に進捗し、6店舗目である札幌ZERO GATEを開業しました。今後も広島ZERO GATE2、京都ZERO GATE(仮称)、三宮ZERO GATE(仮称)が開業する予定です。

 このような既存事業の進化と新規事業の強化などによって、2015年度業績は4年連続の過去最高益(営業利益・経常利益)を更新しました。2016年度についても過去最高益を目指し順調にスタートを切っています。また、昨年に続き、2016年度の配当についても増配を計画しています。

 2016年4月6日には宇田川町15地区開発計画における都市計画決定に伴い、渋谷PARCO PART1、PART3を建替えのために8月7日の営業をもって一時休業することを決定しました。渋谷PARCOは上質なファッションやライフスタイルの提案やエンタテインメントを通じた文化的な情報発信などをおこない、旗艦店舗としてパルコブランドの原点を創った重要な店舗です。

 私は社長に就任したときにその原点を見つめなおし進化するために「原点進化」という言葉を使い、事業を推進してきました。この計画は、パルコブランドの強化を担い、パルコグループが【都市マーケットで活躍する企業集団】の実現を目指していくために重要な事業であると認識しています。

 新生渋谷PARCOは、都市マーケットの成熟や技術革新などの社会変化に対応し、情報発信の中心となっていけるよう、これまでの渋谷PARCOが創造してきた原点をさらに進化させた、現在の商業施設の枠を超える「次世代グローバルショッピングセンター」を目指していきたいと考えています。

 ステークホルダーの皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援のほど、よろしくお願いいたします。

2016年7月

株式会社パルコ

代表執行役社長

牧山浩之

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